瀬戸内国際芸術祭2019の女木島レポートです。
このページでは女木島への船の時間、作品鑑賞の順番、食事、島であったことをまとめています。作品の感想よりも回った順番をメインに書いていますので、芸術祭で女木島へ行くときの参考にしてください。
瀬戸内国際芸術祭で女木島へ(概要)
行った日 | 2019年5月 平日 |
メンバー | 夫、友人と3人 |
船の時間 | 高松港12:00発-女木島12:20着 女木島17:20発-高松港17:40着 |
島での滞在時間 | 約5時間 |
島での移動方法 | 徒歩、洞窟へは往復バス |
作品鑑賞 | 全作品を鑑賞(イベントを除く) |
今回の女木島で楽しみにいしていたものの1つが作品16番の瀬戸内ガストロノミー。
予約制で完全入れ替えになっていて、申し込みが遅かったため予約できたのは14:30の回。
それなら10時のフェリーで行くよりも12時の便のほうがいいだろうということになり、お昼から女木島へ行きました。
女木島での作品鑑賞
高松港12:00発のフェリーに乗って女木島へ。
14:30から【瀬戸内ガストロノミー】で食事をするので、フェリーの中でおにぎりを1個だけ食べておきました。
女木島に到着してすぐに洞窟へのバスを往復で購入。大人は800円です。
バスに揺られて10分弱で山の上にある鬼ヶ島大洞窟へ到着。
洞窟への入場料はパスポート提示で400円必要です。
今年はあるかな?と思っていたおにピーが売っていました!
女木島の特産物の一つ、ピーナツを使ったお菓子です。素朴でやさしいおいしさ。2016年の芸術祭の時にも買っていて、おいしかったのでまた買いたかったのです。
おにピーは原材料はがシンプルなところも好きなのです。余分なものが入っていない!
作品を鑑賞するために洞窟へ。
鬼ヶ島大洞窟の入り口の青鬼は、衣装替えしていました。
洞窟内では香川県内の中学生が制作した鬼瓦が展示しています。
洞窟を出るとすぐ目の前に案内板が出ていました。
振り返ると洞窟がある崖の上方に、見事な柱状節理(ちゅうじょうせつり、溶岩が冷えて固まるときに生じる。五角柱や六角柱、時には四角柱のものもある)がありました。
洞窟13:05発のバスに乗り、運転手の方に住吉神社で降ろしてもらえるか聞いてみるといいよと言ってもらえました。
住吉神社の近くに作品があるので、ここで降ろしてもらえるととても助かります。
私たちにつられて何人かの方が一緒に住吉神社でバスを降りました。
「アートの道」と書かれた看板がでている細いあぜ道のようなところを歩いて【女木島名画座】へ。チケット売り場でパスポートのハンコを押してもらえるのがなんとも楽しいです。2階ではチャールズ・チャップリンの映画を上映していました。
旧女木小学校へ。
【女根/めこん】は2013年から展示している作品です。年月を経てだんだん風格が増してきているような。
島の中の小さなお店プロジェクトへ行きます。
いろいろな作品が集まっていて、まるで縁日のよう!
1人100円でプレイをすることができる卓球。
もちろん、やってみましたよ!写真手前のカラフルな卓球台は、球があたるといい音色がします。
写真は映像のコインランドリー。
向かい側に本物のコインランドリーもあります。
自転車は夏以降、高松港でレンタルできるとのこと。
イスに座って手元にあるハンドルを回すと、釣り竿のようなものが動きます。
イスの近くにある球体を通すと上下さかさまに見えておもしろいのです。
またこの作品はもう1点、屋外にも設置しています。風で動くようになっていました。
この日【的屋】はやっていませんでした。
営業日は金曜~月曜日+祝日の11:30~14:00。
たこ焼きを6個500円で販売しています。
ここで予約した14:30が近づいてきたので、レストラン イアラへと向かいました。
受付をしてお金を払い、開始までまだ時間があったので先に【不在の存在】を鑑賞。レストラン イアラと【不在の存在】は同じ敷地内にあります。
【不在の存在】の2作品は撮影不可です。
時間になり、レストランへと通されました。
【瀬戸内ガストロノミー】は目の前で料理が仕上がっていくのを見ながら、瀬戸内のおいしいものをいただくという作品。
サラダはテーブルに用意されていましたが、添えるマヨネーズは説明しながら目の前で作ってくれました。
三木町産の卵(全卵を使用)、瀬戸内の塩、マスタード、仏生山で作っている酢、風味づけに青ネギ、そして油。全卵を使った出来立てのマヨネーズはふわふわでとってもクリーミー。
豚肉とトマトと玉ねぎを女木島の風にあててセミドライにし、豚肉は女木島産のニンニクを使って調理。乾燥させているので旨味がギュッと凝縮されています。
香川県産のサワラを女木島の桜で薫製にしたものをつかった押し寿司。スモークは20、30分程度で軽く仕上げたものだそう。
お茶は香川県のお茶どころ、高瀬茶を1晩かけて水出しにしたものです。
私にとって高瀬茶はやや個性的なお茶という認識なのですが、水出しのせいかとてもまろやかでした。
デザートは【不在の存在】をイメージしたクッキー。作品を鑑賞した人なら意味が分かる仕掛けがニクイ。
時間は30分ほどなので少し慌ただしい感じもありましたが、提供された料理はどれもおいしかったです。
夏、秋は食材が変わるのだろうなと思うと、また参加したくなりますね。
レストラン イアラを後にして、島の中の小さなお店プロジェクトへ戻りました。
カフェになっている作品。テーブルは熱で色が変わり、窓際のカウンターや壁は紫外線で色が変わるのだそう。
カフェの奥に【ヘアサロン壽】があるのですが、営業しているのは金曜~月曜(月曜は隔週休み)+祝日のみとのこと。閉められたガラス戸の、透明ガラスの所から写真を撮ってみたら奇抜さのない普通の美容室でした。
海を見ながら実際にカットしてもらうこともできるそうなので、トライしたいかたは営業日に女木島へ行きましょう。
時間が16時近くになってきました。
屋内作品の鑑賞時間は16:30までのところが多いので、ちょっと急ぎます。
盆栽とアートの融合、【BONSAI deepening roots】。
【MEGI HOUSE】は以前からあるからさっと見たら終わるだろうと思っていたら、今回は動物オブジェをたくさん置いていました。ダンボールでできています。
天井の梁に猫やネズミがいたり、柱にはキツツキがいたりと、気を付けないと見落としてしまいそう。思ったよりも時間がかかってしまいました。
少し離れたところにある作品、【家船(えぶね)】へと急ぎます。
これで屋内作品の鑑賞は全部終わり。
17:20のフェリーの時間まで、見残した屋外作品を鑑賞します。
これにて女木島の全作品の鑑賞を終わりました。
瀬戸内国際芸術祭2022公式ガイドブック
■
コメント