瀬戸内国際芸術祭2019、小豆島へ行ってきました。
このページでは小豆島への船の時間、作品鑑賞の順番、食事、島であったことをまとめています。作品の感想よりも回った順番をメインに書いていますので、芸術祭で小豆島へ行くときの参考にしてください。
瀬戸内国際芸術祭で小豆島へ(概要)
行った日 | 2019年5月 平日 |
メンバー | 夫と2人 |
船の時間 | 高松港8:02発-小豆島(土庄港)9:02着[フェリー] 小豆島(土庄港)17:30発-高松港18:35着[フェリー] |
島での滞在時間 | 約8時間30分 |
島での移動方法 | 自家用車 |
作品鑑賞 | 訪問エリアの全作品を鑑賞(イベントを除く) |
バスを使うか自家用車にするか悩んだのですが、自家用車をフェリーに乗せて回ることにしました。
まずは三都半島の作品を鑑賞し、その後中山・肥土山へ。結果的に土庄本町・土庄港の作品まで鑑賞することができました。


小豆島 午前中の作品鑑賞
すばらしいお天気に恵まれた日です。
最初に土庄港の新作を鑑賞。
車は作品のすぐそばの駐車場へ。60分までは無料です。

三都半島を目指して車を走らせます。
今回、三都半島の作品は神浦(こうのうら)に集中しているので回るのは楽そう。
前回鑑賞している小豆島ふるさと村で展示している【花寿波島の秘密】と市神子(いちみこ)の【境界線の庭】は後で行くことにしました。この判断がちょっとだけ後悔することに(後述)。
島の家「こうのうら」の広場に車を止め、スタッフ(ボランティア?)の男性に話を聞いてみました。
- 島の家「こうのうら」は土日のみ営業
- 建物内にあるトイレは平日も使っていい
- 神浦から少し距離がある作品へは無料巡回車がある。バスの時間に合わせて運行しているとのこと
バスを使って三都半島へ来る予定の方は、神浦まで乗ってくるのがいいですよ!
私たちは島の家「こうのうら」近くの3つの作品を徒歩で鑑賞して、ほかは車で作品の近くまで行きました。
【Utopia dungeon】は木の彫刻作品。
木の杭の先は樹木を彫っています。木の杭の足元に番号が書いてあり(けっこうわかりにくいです)、2階に上がるとモデルになった木の写真が貼ってありました。


【海辺のクォーツ】は2部屋あります。1部屋はタイマーで動き出す古道具。もう1部屋は服や帽子を糸になるまで分解しているのですが、ここまで分解できるものなのですね・・・!


壷井栄の「ふるさとの海」を題材にした作品、【明日の海】。
観る人によってとらえ方が変わるのだそう。あなたはここでなにを感じますか?

車の乗って15番の作品を目指すのですが、見落としてしまい先に16番についてしまいました。
2016年からの継続作品、【潮耳荘(しおみみそう)】です。
駐車場は近くに広場があります。

来た道を少し戻って15番の作品【過去と現在の山にのぼり、銀未来の海をながめる】を展示している古民家を見つけることができました。
駐車場は道路を挟んだ向かい側に用意されています。
1階には過去の写真を展示、2階は窓や天井に鮮やかな写真のインスタレーション。

次は作品17・18番へ。駐車場有ります。
駐車場から近かったので先に18番【”Stand Up!”Series/駆け出した犬、浮遊する象】へ。
犬の置物に目がいきますが、タイトル通り象もいました!


17番【エレメント】は暗い室内での展示。
足元に水を張っているので注意が必要です。

19番の【山声洞(やまごえどう)】まで車で移動。駐車場有ります。
中に入り、光の差し込みや、鳥のさえずり、風の音に耳を傾けて。人が少ない時のほうがゆっくり楽しめそう。

作品11番へ行くために、元来た道を戻ります。
作品16番【潮耳荘(しおみみそう)】と17番【エレメント】の間の空き地に、2016年の作品【ひとりおどり】が展示してありました。
今回の作品には入っていませんが、大空の下でまるで踊っているようなテトラポッドがなんともかわいい。
イブキでできたツリーハウス【自然の目「大地から」】。
子供の頃に憧れたツリーハウスにワクワクしてしまいます。
ここも駐車場があります。

作品12番の受付にいた方から「車なら11番を観たあと北上するといいですよ。道がちょっと狭いですが、池田湾の景色がすばらしいです!」と情報をいただいたのですが、市神子(いちみこ)にある10番の作品を観ていなかったため北上することができず。
10番の作品を先に観ておけばよかった・・・!
泣く泣く北上をあきらめて、市神子(いちみこ)へと向かいます。
【境界線の庭】は2016年からバージョンアップしていました。

小豆島での昼食(ランチ)
本当なら小豆島ふるさと村で展示している【花寿波島の秘密】を鑑賞してからランチにしたかったのですが、作品の受付をしていた方たちとおしゃべりに花が咲いてしまい気が付けばもう12時過ぎ。
先にランチをとることにしました。
ランチは行ってみたかったカフェ、「タコのまくら」へ。
あまりの居心地のよさに、気が付けば1時間も居座っていました。

小豆島 午後の作品鑑賞
小豆島ふるさと村で展示している【花寿波島の秘密】。
2013年からの継続展示なので、目新しさはなく。
道の駅なので休憩やお土産を探すのにピッタリです。

三都半島の作品鑑賞はこれで終わり。
時間は13:30。ここから中山・肥土山地区へ向かうことにしました。
20分位で中山に到着。きれいに整備された駐車場がありました。
毎回楽しみにしている、ワン・ウェンチーさんの作品。今回は【小豆島の恋】です。
この日はとても暑かったのですが、竹がつくる木陰がなんとも心地よく。吹き抜ける風のさわやかさに癒されました。


駐車場になっている場所の一角に建物があり、こんなポスターを目にしました。
「瀬戸内でつくられるものたち展」
シカやイノシシなどの皮を利用したバッグや雑貨をあつかううすけはれのイベントのようです。
せっかく車で回っているのだし、駐車場からそう遠くはなさそうなので行ってみることにしました。
そうめん工場を改装したお店は趣のある雰囲気。
瀬戸内に面した県で活躍する作家さんの作品が並んでいました。
素敵だったけど、購入までは至らず。
芸術祭の作品鑑賞に戻ります。
中山から肥土山へと移動。
常盤橋の近くに駐車場が用意されています。
廃校になった大鐸(おおぬで)小学校のプールで展示している【フルイーレ】。
プールの水は15年前に廃校になった当時のままなのだそう。過去を象徴するモチーフです。
プールサイドにたくさんお花を植えてあるのですが、
長方形はソーメンを入れておく箱。
丸い桶は伸ばしたソーメンをごま油に絡めるときに使う桶。
ベンチに使っている穴の開いた板は、延ばしたソーメンを乾燥するときに使用していたもの。
そして醤油樽。
小豆島と馴染みのあるものが用いられています。

【フルイーレ】からだと一度一般道まで戻り、川沿いの道を行かなければいけないのでちょっと歩くことになってしまいう【猪鹿垣の島】。
ここは来るたびに様子が変わりますね。
今回は写真のようなものができていました。

土庄本町へ移動します。
ここで時間はだいたい16:15頃。
【つぎつぎきんつぎ】は2010年からある作品なので、さっと見ておわり。

古民家を改装してまるで洞窟のような不思議空間になっている【迷路のまち~変幻自在の路地空間~】。大好きなのですが、空気の流れが悪いため中は蒸し暑くなります。夏は大変そう。

駐車場をお借りした島モノ家に寄ってお土産を購入。
ここでは小豆島や、瀬戸内に関したお土産がそろっています。
土庄港に戻り、フェリーの乗船レーンに車を止めて作品鑑賞に行きます。
今回利用する17:30発の便の場合、17:15から乗船を開始するのでそれまでに車に戻るように言われました。
土庄港フェリーターミナルで展示している【アートノショーターミナル】。
黒いマネキンの後ろに回って頭を出せる(黒い衣装を着たように見える)ようになっています。
だけど訪れたときは作品の一部が壊れているため立ち入り禁止に。残念です。

最後に【太陽の贈り物】を。
これは午前中、フェリーが着いたときに鑑賞したほうが日差しがいいですね。
夕方だと逆光でした。

三都半島、中山・肥土山地区、土庄の全作品を鑑賞することができました。
瀬戸内国際芸術祭2022公式ガイドブック
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