瀬戸内国際芸術祭2019の大島レポートです。
このページでは大島への船の時間、作品鑑賞の順番、島であったことをまとめています。作品の感想よりも回った順番をメインに書いていますので、芸術祭で大島へ行くときの参考にしてください。
瀬戸内国際芸術祭で大島へ(概要)
行った日 | 2019年9月 日曜日 |
メンバー | 夫と2人 |
船の時間 | 高松港11:15発-大島11:45着 大島15:00発-高松港15:30着 |
島での滞在時間 | 約3時間15分 |
島での移動方法 | 徒歩 |
作品鑑賞 | 全作品を鑑賞(イベントを除く) |
2019年より高松-大島間が一般定期旅客航路になり、官有船で大島へ渡れるようになりました。
2019年の大島は全作品を鑑賞すると歩く距離が長くなるので、歩きやすい靴で訪れるのがベターです。
高松から大島へのアクセス方法(瀬戸内国際芸術祭2019の時)
大島への行き方は芸術祭ごとにやり方を変更されています。
2019年は乗り場になる第1浮桟橋へ直接行くと船に乗ることができました。
高速船「せいしょう」は定員180名。
出航時間近くに乗船すると、もうかなりの人で座席が埋まっていました。
大島での作品鑑賞
大島に到着。まずは大島案内所(眉山亭)へ行ってみました。
これまで芸術祭では船を降りると大島案内所に集合して芸術祭パスポートにスタンプをもらい、こえび隊の案内で島の要所巡ったあと解散して自由に作品鑑賞という流れだったから。
大島案内所の前に瀬戸芸の案内所がありました。そこにいたこえび隊の方に聞いてみると、今回は自由に鑑賞していいとのこと。
希望する方はツアーもあるそうです。下の写真の左上にツアーの集合時間と集合場所が書いてあります。
最初に足を運んだのは社会交流会館。
2016年に以前の場所からこの交流館内に移転したカフェ・シヨルは広く、明るくなっていました。個人的には以前の古民家風の雰囲気のほうが好みです。
カフェ・シヨル内で鴻池朋子さんの作品を展示しています。
【月着陸】は映像作品です。
今回大島に到着したのは12時前。この日のカフェ・シヨルはドリンクとケーキの提供だけだったので昼食を持参していました。
食事は社会交流会館の中にある休憩室を利用できます。
交流会館にはトイレもあるので休憩にはぴったりです。
大島のジオラマを展示した部屋もありました。
交流館を後にして次の作品へと足を運びます。
複数の作品を展示している【青空水族館】です。
建物の近くにこえび隊の方がいるのでスタンプをもらいます。これも今までの大島作品鑑賞とは違っている点でした。
【青空水族館】にはいくつかの作品を展示しています。
建物から外に出ると目の前に【森の小径】があります。
3年前よりも植物が育っていますが、同時に雑草もすごくて。ここの手入れまで手が回らなかったのかな?
今回の新作になる作品。
隔離政策が行われていた当時の大島の様子が伝わってきます。
こちらも新作。
大島で写真を撮り続けた人の物語。
前回は建物の中に入れましたが、今回は外からの見学のみになっていた「海のこだま」。
新作。【道男のブレインルーム】は歌人、政石蒙の遺品を展示してあり、【歩みきたりて】は政石蒙縁の地でロケをした映像作品を上映しています。
新作。
大島から対岸の庵治までは2kmほど。自由を求めて海を渡ろうとする人が多かったのだそうです。
【リングワンデルング】は大島の中で今まで入ることのなかったエリアを舞台にしていました。かつての散歩道を整備して散策出来るようになっています。
入り口付近に机が置いてあり、入山届を出すようになっていました。
リングワンデルング入山届に名前や入山時間、首から下げる入山証に書いてある番号を記入して青い提出箱に入れておきます。首から下げる入山証はここまで戻ってきたら返却。
これで万が一遭難しても気が付いてもらえます。
道は整備してありますが、全体的にこのような山道を歩きます。
ところどころに大島での生活の様子を書いた看板が掲げてありました。
歩いていると木立ちの間から景色が見えるポイントがありました。
大島をこんなふうに見たのは初めて。背後の右側に屋島、左のほうに五剣山が見えています。
リングワンデルングの看板。半島をくるりと1周するコースですね。
途中で分かれ道がありました。
せっかくなので寄り道。東の遠吠えに行ってみます。
木が茂っていてあまり眺めは良くなかったです。残念。
順路に戻って歩いていると、上のほうにこんなものがありました。作品、かな?
木の幹や土の上に白いものも。
見過ごさないようにしたいですね。
1周約20分と書かれていましたが、写真を撮りながらゆっくり歩いたので30分ほどかかりました。
せっかくここまで来たので、近くにある風の舞に寄っていきます。
「せめて死後の魂は風に乗って島を離れ、自由に解き放たれますように」という願いが込められたモニュメントです。
宗教地区にある大島神社などを見学しながら港のほうへと戻ります。
納骨堂で手を合わせておきました。
今まで大島に来るとこえび隊の案内でまずここに来て手を合わせていたので、やっておかないとなんか落ち着かないんですよね。
【リングワンデルング】
1つだけ離れた場所にある作品。港の近くに案内板が出ています。
映像作品で上映開始時間が書かれていました。
14:30開始に間に合うかどうか?という時間で急いで会場に向かったのですが、思いのほか遠く、開始時間には間に合いませんでした。
上映時間は30分弱。途中入場・退場OKとのこと。
15:00の船に乗るために途中で退場したのですが、できれば最初から最後まできちん鑑賞したいと思う映像作品でした。
これにて大島の全作品の鑑賞を終わりました。
瀬戸内国際芸術祭2022公式ガイドブック
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