高松市庵治(あじ)の沖合に浮かぶ大島。
ここにはハンセン病の国立療養所 大島青松園があり、入所者の方たちが暮らしを営んでいます。松林に響き渡る波の音と吹き抜ける風が心地のいい静かな島です。
2010年より瀬戸内国際芸術祭の開催地に一つになりました。
このページでは大島の回り方と施設を紹介しています。
大島への行き方はこちらをどうぞ。
大島の回り方と施設
大島には国立療養所 大島青松園があります。
立ち入りができないエリアもあるので、マナーを守って見学をしましょう。
島内は徒歩で散策できます。
大島では目の不自由な方が暮らしやすいように、下のような設備が設置されています。
盲導鈴・・・島内はところどころでスピーカーから音楽が流れています。
盲導柵・・・杖で柵を確認しながら歩くためのもの。
盲導線・・・歩行できる道だとわかるための線。
墓標の松
800年前の屋島の戦い(源平合戦)で敗れた平氏の亡骸等を埋葬し、墓標として植えられたと言われている松です。
大島会館
来島者の交流の場になっている大島会館。
社会交流会館
ハンセン病の歴史を伝える展示やカフェ・シヨル等があります。
納骨堂
島で亡くなった入所者のお骨が納められている場所。
敷地内には3つの石碑があります。
左)「南無佛」1936年に納骨堂ができるまでに亡くなった方のお骨が納められています。
中)「鎮魂の碑」生まれてくることができなかった胎児のための慰霊碑。
右)「小林博士の碑」大島療養所の2代目所長の碑。
風の舞
鎮魂のためにつくられたモニュメント。
四国4県の砂利をモニュメントの周りに敷き詰めています。
「せめて死後の魂は風に乗って島を離れ、自由に解き放たれますように」という願いが込められています。
解剖台
大島の西の海岸から引き揚げられた、かつて使われていた解剖台。
宗教地区
様々な宗教施設が並ぶエリア。写真はキリスト教霊交会。
入所者はそれぞれ信仰する宗教に属しているそう。
大島神社
北の山にあったものを2017年に宗教地区に移し、新社殿が造営されました。
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